続 4年経過したMacBook Proのトラブル〜自分でできるメンテナンス

Macのメンテナンス

2度のロジックボード交換でも完全とはいえない状態のMacBook Pro (前記事参照) 、トラブルに遭遇した際はApple Storeに駆け込むだけでなく、自分でできるメンテナンスも行ってます。

以下にご紹介する方法はMacの様々なトラブル解決に役立つと思われます。

Macのメンテナンス

ディスクユーティリティの利用

ディスクユーティリティでディスクの検証・修復をすることができます。

USBメモリなどの外部ストレージに Mac OSを起動できるインストーラを用意して、コンピュータを起動 (電源投入後にOptionキー押し続ける)、ディスクユーティリティからディスクの検証を行います。
検証の結果 “ディスクは問題ありません” と表示されました。


Mac trouble2 02

なおMacがリカバリーモードで起動 (Command+Rキーで起動) できれば、そこからディスクユーティリティを利用することもできます。
リカバリーモードはOS X Lion、Mountain Lion、Mavericks、Yosemiteで利用できます。

Apple Hardware Testの実行

起動時にDキーを押し続けることでハードウェアのテストができます。私のMacBook ProではApplication Install DVDが必要でした。
“全テストを実行します” をチェックしてテストした結果は問題なしとのこと。

Mac trouble2 01

Macが2013年6月以降に発売されたものの場合は、Apple Hardware Testでなく、Apple Diagnosticsを使用するとのことです。

 

以下のメンテナンスはトラブルが起きた際、早い段階で行っています。

PRAMのリセット

PRAM(Parameter Random-Access Memory)に保存されている内容をクリアします。Macの電源を入れ、直ぐに Option+Command+P+Rキーを押し、起動音が2回鳴るまでキーを押し続けます。

セーフモードで起動

電源を投入し起動音の後にAppleロゴが表示されるまで Shiftキーを押し続けることでMacをセーフモードで起動できます。起動項目やソフトウェアの損傷や互換性の問題等のヒントになる場合があります。

セーフブートするまでに、起動ディスクの検証、ディレクトリ問題の修復、フォントキャッシュクリアなどが行われます。

SMC(システム管理コントローラ)のリセット

システム管理コントローラのリセットについては、以下のリンクを参照してから行うと良いでしょう。私のMacでは、ファンの異常と思える回転、予期せぬ電源断が確認されたので作業しました。

 

これらの作業+ロジックボード交換(2回)にもかかわらず、コンピュータを操作しているといきなりスクリーンがグレイアウトしたりするのです。

Mac trouble2 03
シネマディスプレイだけグレイアウトしている状態。

トラブルの原因はGPU?

このMacBook Pro (Early2011) はGPU (Graphics Processing Unit) が2つ (AMD Radeon HD 6490MとIntel Graphics HD 3000) 搭載されていますが、Appleの保証プログラムはビデオの問題といってるので恐らくGPUが原因でしょう。

トラブルは外部ディスプレイ使用時に起きるケースが多いのでAMD Radeon HD 6490M に問題があるのでは?と推測します。(外部ディスプレイ使用時には高性能なGPUが有効になることから)

 

とはいうものの、自分でできることがこれ以上あるとも思えず…。

Webサイト参照していると、同様のトラブルに遭遇している方々が “gfxCardStatus” というアプリケーションを利用していることを知り、インストールしてみました。

タスクバーに常駐したこのアプリからGPUの固定・切替ができます。

もし、AMDに問題があるならば Intelに固定すればOK!と喜んだのもつかの間、外部ディスプレイ繋げるとIntelではダメでした。

4年目に突然訪れたトラブル。今までの好調が嘘のよう。ドキドキしながらコンピュータ操作するのって体に良くないです。

次の投稿でSSDの交換についてお知らせします。