「Wordで市販の領収書に宛名や日付を印刷する#1〜用紙サイズの設定」記事で市販の領収書サイズの用紙設定を行いました。
この用紙にWordのテキストボックスを使って宛名や金額、日付等を印字するエリアをレイアウトしていきます。
テキストボックスで印字エリアを配置する
初めに印刷位置を定規等で測りメモしておきます。以下の図、赤枠は領収書の宛名部分になります。左端と上端からの長さを調べます。
横書きテキストボックス( [挿入] – [テキストボックス]、[横書き] )を選び、用紙上でドラッグしてテキストボックスを配置します。
その後、テキストボックス上で右クリックして、[図形の書式設定]から位置の設定を行います。
テキストボックスの書式設定を以下のようにしました。
- 垂直方向の配置: 上
- 文字列の方向: 横書き
- 内部の余白: 全て 0mm
- [テキストに合わせて図形のサイズを調整する] チェックボックスにチェック
- [図形内でテキストを折り返す] チェックボックスはOFF
レイアウトでは折り返しの種類 [四角]を選びます。続けて [詳細設定…] に移動します。
基準: を [ページ] に設定し、左端と上端から測った長さを指定します。
数値が入力できたら [OK] してダイアログボックスを閉じます。
続けてテキストボックスに文字を入力してしまいましょう。ここでフォントの種類やサイズを決めます。(下図コンテキストメニュー参照)
テキストボックス内にカーソルがあることを確認して、コンテキストメニューから[段落]を選びます。
【重要】インデントと行間隔の項目で、「1ページの行数を指定時に文字を行グリッド線に合わせる」のチェックマークを外します。
この設定でWordが自動的に段落の位置を調整してしまうのを防ぎます。
作業を繰り返して、適切な位置にテキストボックスを配置していきます。文字データも入力してしまいましょう。(下図ではわかりやすいようにグレーの背景色を設定しています)
配置が完了し、データも入力できたら印刷してみます。
印刷のダイアログボックスにおける出力用紙サイズはカスタム設定したサイズを選びます。
カスタムサイズの用紙設定は 「Wordで市販の領収書に宛名や日付を印刷する#1〜用紙サイズの設定」をご参照ください。
領収書用紙をオートシートフィダー(後方トレイ)にセットして印刷しました。
作成したWord文書はテンプレートとして保存しておくと再利用に便利です。どうぞお試しください。
ご注意
お使いのプリンタが印刷したい用紙サイズ(カスタムサイズなどと言います)に対応している必要があります。また、用紙の厚さや種類によって紙詰まりを起こしたり、場合によっては修理を依頼しなければならなくなる可能性もあります。作業は全て自己責任でお願いします。