Word で小切手版、お札版など呼ばれる市販の領収書に印刷するひな形書類を作成します。
ビジネスの現場でニーズがあるようでしたので、記事にすることにしました。
お使いのプリンタが印刷したい用紙サイズ(カスタムサイズなどと言います)に対応している必要があります。用紙の厚さや種類によっては紙詰まりを起こしたりして修理を依頼しなければならなくなる可能性もあります。作業は全て自己責任で行っていただくようお願いします。
Canon製インクジェットプリンタ iP4300 をMac OS X (10.8.5) に接続した環境で行いました。Word for Mac2011 (14.3.9) での作業です。Windows環境でも同じような作業になりますが、メニュー表記やスクリーンショット画像は異なります。
ページ設定でカスタムサイズの用紙を作成する
Wordで新規書類を開くと標準設定ではA4サイズの用紙が開かれます。
[ファイル] – [ページ設定] からページ設定ダイアログボックスを表示します。
用紙サイズプルダウンメニューから、[カスタムサイズを管理…]を選びます。
お使いになる用紙(領収書)のサイズを確認しておきます。カスタム用紙サイズで「+」ボタンを押してから用紙のサイズを設定します。
※サイズ指定でエラーが出る場合、プリンタが指定したサイズの印刷に対応していないケースが考えられます。
「名称未設定」となっている部分はダブルクリックすると編集できますので、「領収書」など変更しておくと後でわかりやすいです。
印刷方向を「横」にしてOKします。
このままですと、余白の設定がA4サイズのままですので余白を設定しなおします。
[書式]-[文書のレイアウト]から[余白] を選択します。上下左右の数値を全て0mmにしてOKします。
余白が印刷できない領域に…と警告がでますので、[修正] をクリックしましょう。
お使いのプリンタで印刷できる余白が設定されます。[OK]でダイアログボックスを閉じます。
これで、用紙サイズの設定は完了です。
次に、この書類にテキストボックスを利用して印字エリアを作成します。
「Wordで市販の領収書に宛名や日付を印刷する #2 〜印字エリアのレイアウト」をご覧ください。