[雑記] 赤との関わり

部屋の中を見回しているとやたらに “赤” が目に入る。目にとまる色ということもあるけれど、特に赤を好んでいる訳でもないのになぜだろう。
歳を重ねてくると、部屋の中はシックでありたいとか思うこともあって、少し気になることでもある。
そんなことを頭が巡り「赤」について思うところを書き留めることにした。

消去法で選ばれる赤

赤は消去法で残った色という印象がある。
洋服の色を選ぶ際、黒は何着もある、青は子供っぽい、緑はおじさん(おじさんだけど)と頭の中を巡り、残った色が赤だったりするのである。
残り物には福があるとはちょと違うけど、そのような消去の法則で買われた赤がある。

パソコン

赤色のパソコン
ブラック、ホワイト、レッドからレッドが残った。白はつまらない、黒はよく見るという考えで赤が残った。

ノートブック

赤のモレスキン
ブラックはたくさん使った、ホワイト、グリーン、イエロー、ピンクやバイオレットも使った。残った色はレッドだった。MOLESKINEのレッドファンには叱られてしまうかもしれないが、ずっと使ってなかった色がレッド。
(挽回のために言うが、女性にプレゼントするモレスキン -数は少ないけれど- 赤しか買ったことがない)

ウエア

赤いウエア
山岳用ウエアは原色が多い。ほとんどが青、緑、黄、黒、赤である。となると赤かなぁとなる。一番左のジャケットはグリーン→☓、ブルー→☓、赤が最後に残って、買うのをやめようとしたのだが、色の名前がマウンテン・レッドだったことから選ばれた。

勘違いの赤

畑仕事で使えと両親がウインドブレーカーを買ってきてくれた。「お前は赤が好きだから」といって手渡してくれた。意外であった。俺は赤を好んで着るのだと思われている。そうではない、最後に残った色だから着ているのだ。と言おうとしてやめた。両親に感謝して畑で赤色着ます。また赤が増えた。

排除の反動?の赤

自分の子ども時代、あるいは我が家の子どもたちが小学生だった頃、靴や服で選ぶ色に赤という選択肢はまず無かった。子どもたちはみんな男。赤は女の子の色という定説めいたもの (これは両親から吹きこまれていること?) があって、最初に赤は無しとなるのであろう。そして、男の子は青を選ぶのである。(今はサムライブルーの影響あるかも)
子どもの頃は、最初に “赤外し” をしていた。その反動がどこかにあって、最初に選びこそしないけれど、最後に赤を選ぶ大人になった?

文字の赤

赤は楽しく嬉しい色である。カレンダーの日曜や祝日、答案用紙に展開される大量の丸や一筆書きよろしく書かれる “100”という数字に心が踊ったこともあるのではないか。反面、成績表の赤点や健康診断の数値に赤があると悲しいけど。
今は、仕事で提出した書類に修正の赤をいただくこともあるるので、心が折れる色でもある。

スケジュール帳に書かれる赤は力が入る。注意喚起するための赤なのだが、それは重要な仕事に対して忘れないために使われる。「重要な仕事=稼げる仕事」だから手帳の赤は喜びいっぱいと共に気合いが入る。トラブル処理なども重要な仕事ではあるが、それは黒を使って、それでも忘れないように黒で囲んでいる。

ノートブックに書く赤一色は最悪である。怒った時、その怒りはノートブックに赤色のペンを使い、ノートブックをひっくり返して書いている。記憶ではこれまでに3回やった。なるべくたくさん書くようにしている。そこでその怒りはおしまいにしたいから。逆さまに書いているから後で読むこともない。
これは、以前に書いていた。
平常心を取り戻すためのパートナー 〜MOLESKINEに書く

積極的選択の赤

iPadのスマートカバーは(PRODUCT)REDTMを選んだ。この色を選ぶ意味は、Appleのサイトから引用させていただく。

(PRODUCT)RED™製品を購入すると、AIDSの感染者がいない世代の誕生を目指すプロジェクトを支援できます。これまでに3億2,000万ドル以上、Apple単独でも1億ドル以上の資金が生み出され、「世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)」に寄付されました。寄付された資金は、AIDSによって最も深刻な影響を受けている人々に教育や診療を提供するために使われます。

iPadスマートカバー

最後に

身の回りを眺め、写真撮りながら掲載してみた。赤以外の色でも語れることがあるのでは?などと考えてみたものの、すぐに出てこない。自分には深く関わりのある色なんだと認識した。