ファイルの保存時や目的のファイルを開く際、ファイルを内包しているフォルダを表示する過程は短時間で行いたいものです。
先日仕事用のMacをMavericksにアップグレードしたので、ファインダーの操作について試行錯誤。タグやタブを上手いこと使って作業時間短縮を目論んでいます。
Mavericksのタグ機能とFinderタブ機能
ファイル/フォルダをタグで整理
OS X Mavericksからファイル/フォルダをタグで整理できるようになりました。Mountain Lionまで “ラベル” と表示されていた項目が “タグ” に変わります。
[Finder]メニュー – [環境設定] からタグを確認できます。
色付きのタグは “ラベル” から引き継がれたもので、色なしの ○ タグはアップグレード後に追加です。タグ名については現在暫定的。
新しいタグの追加は任意のファイルかフォルダでコンテキストメニュー (右クリック) から [タグ…]を選び、お好きなタグ名を付けるだけです。
タグは様々な場所にあるファイルやフォルダを Finderサイドバーからワンクリックで表示できるので便利です。
Finderウインドウのタブ表示
Finderでタブが使えるようになり、複数のFinderウインドウを1箇所にまとめることができます。ウインドウがあちこちに放置されず、作業効率が上がりそうです。
新規のタブは Finderウインドウで “+” ボタンやキーボードショートカット (command+T) 、またフォルダのコンテキストメニューの [新規タブで開く] から追加できます。
タグとタブでファイル操作を効率よくしたい
最初に行ったのは、フォルダにタグをつけることでした。
日常の仕事に、クライアントから送られてきた画像ファイルをデスクトップにダウンロードして、
- アルファチャンネルを追加をしたPhotoshop形式のファイルを保存
- リサイズなどしてPSDから出力したWebサイト掲載用JPGファイルを保存
- 送信いただいたオリジナル画像はリネームしてバックアップ的に保存
という作業をすることがあります。PhotshopファイルもJPGもオリジナル画像も全て異なる保存場所に保管します。処理する画像の数が多いと、フォルダ間の移動を繰り返してそれなりに時間を消費します。
そこでこれらのファイルの保存フォルダに同じタグ (タグ名: よく使う) を付けてみました。
アプリケーションの保存ダイアログボックスを表示したときに、Finderサイドバーからタグをクリックすれば保存先となるフォルダが表示されます。選んですぐ保存できるので時間短縮となることでしょう。
また、タグとタブで複数のフォルダの内容を Finderウインドウにすばやく表示します。
shift+command+d操作でデスクトップフォルダを表示。タグのコンテキストメニューから、”新規タブで開く” を選びます。(タグ名をcommand+クリックでもOK)
デスクトップと “よく使うタグ” の付いたフォルダがタブで表示されます。
さらに “よく使う” タブ内の対象フォルダを選択して [新規タブで開く…] (command+ダブルクリック) から必要なフォルダの中もタブ表示しておけます。
作業ファイルを一旦デスクトップに保存しておき、デスクトップタブから目的のフォルダ(タブ)にファイルをドラッグして保管/整理できます。
タグとタブでこれまでよりも簡単にすばやくファイルの操作ができると感じています。