MacOS Xでしまう、閉じる、隠す操作をショートカットで試してみた。

MacOS X (10.6.7) のショートカットを調べていると、しまう、閉じる、隠すいった何やら同じような結果になりそうなキー操作があります。Macユーザーには馴染みのキー操作なのでしょうが、メインの環境をWindowsからスイッチしたばかりで違いがよくわからず実際に操作を試してみることにしました。

試したショートカット操作

しまう

command + M ウインドウをしまう
option + command + M すべてのウインドウをしまう

閉じる

command + W ウインドウを閉じる
option + command + W すべてのウインドウを閉じる

隠す

command + H 現在実行中のアプリケーションのウインドウを隠す
option + command + H 実行されているその他すべてのアプリケーションのウインドウを隠す

 

操作してみる

iWorkのPagesを起動して、書類を2つ開いてから以下の操作をしてみました。

 

しまう 操作

command + M とキー操作をすると、デスクトップ上で手前にいる書類がDocに「しまわれたウィンドウ」としてアイコンで表示されます。アイコンをクリックすれば再表示されました。

option + command + M とキー操作をすると、2つのウィンドウはそれぞれにDockに「しまわれたウィンドウ」としてアイコン表示されます。Dockのアイコンをそれぞれクリックすれば再表示されました。

DockにしまわれたPagesのアイコン

Windowsの最小化と同じと捉えてよいと思います。

ただ、Windowsだとタスクバーに最小化された状態のウィンドウは、Alt + tab のキー操作(アプリケーションの切り替え)でデスクトップに再表示させることができますが、Macの場合、「しまう操作」ではそれができませんでした。

 

閉じる 操作

閉じるキー操作は、command + W キーですが、ウィンドウがDockにしまわれず、どこにも表示されません。その名のとおり閉じられているのですね。この操作をした時、ファイルが未保存だと保存するかどうか確認のダイアログが表示されます。

Windowsの閉じる操作に似ていますが、最後のウィンドウを閉じてもアプリケーションは終了しません。再度開くには、[ファイル]メニューから[開く…] (command + O) を選びます。

 

隠す 操作

隠す(command + H)キー操作ではデスクトップに開いている2つのウィンドウのどれか一部を隠すことはできず、アプリケーションのウィンドウをすべて隠します。見た目は「閉じる操作」と同じでDockにもアイコン表示されません。また、「しまう操作」をして書類をDocに配置した後で、「隠す操作」をするとDockに「しまわれたウィンドウ」は表示されなくなります。

「隠す操作」はアプリケーションメニューを見ると、[Pagesを隠す]となっているので、開かれた書類(ウィンドウ)ではなくアプリケーションを隠す操作です。操作すると最上部のメニューバーが他のアプリケーションまたはFinderに切り替わります。

隠したアプリケーションを再表示するには、Dockのアプリケーションアイコンをクリックするか、アプリケーションを順に切り替えるキー操作(command + tab)を行うと再表示されます。

 

まとめ

ショートカット操作から入ったので、何やら難しく感じてしまいましたが、メニューバーを見れば

しまう操作 [ウィンドウ]-[しまう] ウィンドウをしまう
閉じる操作 [ファイル]-[閉じる] ファイルを閉じる
隠す操作 [Pages](アプリケーション)-[Pagesを隠す] アプリケーションを隠す

と理解しやすいです。なお、これらのメニューをoptionキーを押しながら操作するとショートカットと同じようにコマンド表示が変わります。

 

日常作業では、アプリケーションをキー操作で切り替えて作業したいので、option + command +H で他のアプリケーションを隠したり、command + tab で使いたいアプリケーションを切り替えて作業しています。

 

※記載の内容で間違えがありましたらご指摘よろしくお願いします。