5月下旬に大菩薩嶺(山梨県甲州市)に出かけてきました。
都心からほど近く、中央高速道 勝沼ICから大菩薩湖 (上日川ダム) を経由して上日川峠まで車で移動、そこから山歩きです。
上日川峠は駐車場も整備されていて、平日にもかかわらず多くの人が訪れていました。
山歩きのルートは、上日川峠〜福ちゃん荘〜雷岩〜大菩薩嶺〜大菩薩峠〜上日川峠の予定。
上日川峠までの県道 (グレー線) は舗装されています。
歩き始めるとすぐに新緑に囲まれます。スタートが8時30頃だったので、清々しい朝の空気を満喫しながらの山歩きになりました。
20分程で福ちゃん荘に到着。ここに雷岩に向かう道と大菩薩峠に向かう道の分岐があります。雷岩方面 唐松尾根ルートに進みます。
福ちゃん荘に宿泊する場合はここまで車で来ることができます。
唐松尾根の名のとおり、立派な巨木に出会います。下から見上げると圧倒されそうです。
平坦だった道も上りに差しかかってくると、石・岩の道に変わってきます。
こういう道は上りよりも下りで、浮き石に足をとられて転倒の危険が増します。上りでよかった。
樹林帯を抜けて標高が上がってくると、見晴らしが良くなってきました。奥に見える湖は大菩薩湖。その先は富士山なのですが、あいにく雲に覆われてうっすらとしか見えません。
水分&エネルギー補給していると、風が吹いてきて爽やかな気分。しかし留まっていると汗冷えするので、風よけのジャケットを着ます。この後下山するまで、ジャケット着たままでした。
雷岩に到着。ここから大菩薩嶺に向かうはずでしたが、予定を変更して大菩薩峠に向かうことにしました。
雷岩から大菩薩峠へは稜線上を進みます。途中若干のアップダウンがありますが、ほぼ下りの道です。岩を乗り越えたり下ったりする所もあるので、慎重に歩きました。
大菩薩峠が見えてきました。山小屋は介山荘。
峠の看板の下で記念撮影。
ここで持参したおにぎりで昼食をとりました。少しばかり休憩して上日川峠に下山します。
下りのルートは、全線整備された林道でした。とても小さな子ども連れのファミリーにも出会います。
12時15分に上日川峠に到着。ロッジ長兵衛でお茶をいただき、帰路につきました。
初夏の陽ざしをたっぷり浴びた新緑を満喫でき、高所の爽やかな風で避暑地気分を味わうことができました。雄大な富士山の眺めが見れなかったのは心残りでしたが、それでも満足感いっぱいの一日になりました。
大菩薩嶺周辺は、上日川峠〜福ちゃん荘と上日川峠〜大菩薩峠間は整備された道なので運動靴程度でも往復できるでしょう。しかし、2000m級の山なので少なくとも気温に対処する服装・装備は必要ですね。
これからますます暑くなる季節。避暑を求めて出かけてみたくなる。そんな印象を抱いた爽やかな場所でした。
今回の山行で使ったハットです。これからの季節は必携でしょう。カラーバリエーションも豊富。