iPad2からiPad (第4世代)へ移行しました。iPad2は買い取りシステムで手放すこととなりました。手元から離れるのが初めてでしたので、個人情報を含めたデータ消去作業を行いました。
以下、データのバックアップと削除、不要ファイルのメンテナンスの流れを記録します。
iPadのデータ消去作業
作業は、(1) データのバックアップ、(2) 工場出荷状態に復元、(3) アプリによるデータ消去 の順にしています。データ消去完了後に不要ファイルのメンテナンスを行いました。
(1) コンピュータに暗号化してバックアップ
データを消去する前に iPadをバックアップします。バックアップは新しいiPadで引き続き利用します。
iPadをケーブルでコンピュータに接続して、iTunesを起動。ローカルのバックアップを暗号化にチェックをいれてバックアップしました。
(2) 工場出荷時の状態に復元する
続けて、iPadを工場出荷状態に復元します。この作業をするとアプリやデータが iPadから削除されます。
iTunesから [iPadを復元…] ボタンをクリックします。
バックアップは 「(1) コンピュータに暗号化してバックアップ」で行っているので、[バックアップしない]を選択します。
[復元] をクリックします。リカバリーモードになり、データの消去が行われます。
以下の画面が表示されたら、作業完了です。
この段階で iPadのデータは消去されていますが、復元される心配がないわけではありません。より確実なデータ消去手段としてアプリによる消去作業を行いました。
(3) 確実な消去のために iShredderアプリを使う
サイト iPod LOVE の記事 ” iPhoneやiPadを売る前に「iShredder」でデータを完全削除しよう ” を参照させていただき、iShredderでデータの完全消去を行いました。
工場出荷状態になったiPadを “新しいiPad” として設定し、iShredderをインストールします。
インストールできたら、iPadをコンピュータから取り外し、iShredderを起動してデータ消去を行います。
消去パターンは、NATO Standerd (7回消去) を選びました。32GBのiPadで2時間弱ほどで完了しました。
作業が完了したら、iPadの画面で設定アプリから [一般] – [リセット] – [すべてのコンテンツと設定を消去] を選びます。
この作業の流れですと、工場出荷状態に戻した後に、iShredderをインストールしたので iPadにApple IDが残っています。それを消去するために行います。
以上で、iPadのデータ消去作業が完了しました。
不要ファイルのメンテナンス
コンピュータに残っている (iPadの) バックアップや iCloudバックアップが不要であれば、削除することでディスク容量の節約になります。
iTunesからローカルコンピュータのバックアップを削除する
iTunesの[環境設定…]から、デバイスの環境設定を参照します。
不要なバックアップを選択して削除します。
iCloudバックアップデータの削除
iCloudのバックアップデータは、MacでAppleメニューから[システム環境設定…] を開き、iCloudを選択します。次に、iCloudの設定画面右下の [管理]ボタンから、「ストレージを管理」を参照します。
利用しなくなったiPadのバックアップを削除します。
以上、iPadのデータ消去と不要ファイルのメンテナンスについてお伝えしました。iTunesやiCloudはデバイスの交換時などにデータの確認・削除をしておくといいですね。
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カテゴリ: ユーティリティ, 仕事効率化
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