マイクロソフトのSkyDriveがOneDriveに名称変更となり、オンラインでWordやExcelの文書の作成・編集ができるようになりました。
7GBまで無料で使えるクラウドストレージですから、一般的なOffice文書なら大量に保管できることでしょう。
これまでに、Office Mac2011で作成したWord文書がオンラインでうまく編集できるかどうか、サンプルの文書をアップロードして確認してみます。
Microsoft同士だけどオンラインでの再現性は?
docx形式のWord文書を用意。インデントや中央揃え、右揃え、行頭文字、図表など基本的なレイアウトが含まれています。アップロード先もMicrosoftだから同じように表示されて編集できるのかと期待。
以下は、アップロード前のスクリーンショットです。
Word文書をOneDriveにアップロードする
Wordのメニュー ([ファイル] – [共有]) からアップロードできるようです。表示は SkyDriveのままですが、OneDriveに保存されます。画面を切り替えずにそのままアップロードできるのは便利です。
SkyDrive時代に取得していたマイクロソフトアカウントでログイン。個人用フォルダを選択して保存します。
オンラインで編集する
アップロード後のファイルをプレビューすると、オリジナルとほぼ同じように表示されます。
オンラインで編集するには、[ドキュメントの編集]メニューから[Word Onlineで編集]を選択します。
画面が切りかわると編集モード。オリジナルと比較して、少しレイアウトが崩れているようです。
オリジナルのファイルから変更された点を確認してみます。
- 先頭のワードアートが画像に置きかわる (Onlineにワードアートはない)
- 右寄せ・回り込み(四角)指定をしていしたクリップアートは左に移動、回り込みも不自然に
- 箇条書きの行頭文字は”■”から”●”に変更される (行頭文字”■”はメニューにあるのに)
- 文字の均等割り付けは解除される (Onlineに均等割り付けの機能はない)
- 結合されているセルは結合解除ではなく、片方のセルがなくなる (せめてセルを残してほしい)
- 表の高さ設定は反映されない
オンラインでは使えない機能がいくつか確認できました。リボンにはボタンがたくさんあって、いろいろできそうな印象だったのですが機能は限定的です。(といっても文章書くなら充分。期待しすぎてはいけないです。)
※Wordアプリケーションと同じデザインの画面はWordユーザーにはありがたい
オリジナルに近づけようと修正を試みましたが、修正できたのは行頭文字を■に変更することだけでした。表を修正しようにも、ボタンがグレーアウトしていて行や列の追加もできません。今後のバージョンアップに期待したいです。
オンラインでの編集はテキストや画像の入れ換え程度にしておいたほうが良さそう。これら失われたと思われる機能は、コンピュータのWordで開けば元通り?に表示されます。お互いにWordがインストールされていれば、Wordの機能をフルに使ってでクラウド共有ができるということでしょう。
さいごに
ファイルの変更履歴を追求したり、共有設定で閲覧のみ・編集可を選べたり、一通りの機能が揃ったOneDrive。OneNoteやOffice Mobileアプリも提供され、マイクロソフト製品が賑わっています。ユーザー数が多いことから、様々な意見が反映されて使い勝手のいいクラウドサービスを提供してほしいものです。
iPhoneやiPadで使えるアプリもリリースされています。
OneDrive (旧 SkyDrive)
カテゴリ: 仕事効率化, 写真/ビデオ
Microsoft Office Mobile
カテゴリ: 仕事効率化, ビジネス
Microsoft OneNote for iPad
カテゴリ: 仕事効率化, ビジネス
MacでつかえるOne Note
Microsoft OneNote
カテゴリ: 仕事効率化, ビジネス