Wi-Fiルーターは一度設置してしまうと、トラブルでも起きない限り使い続ける傾向にあります。iPhoneやMacのように日々、情報を得ていないカテゴリのルーターを触って少し驚いてしまいました。
バッファロー製のWi-Fiルーター WZR-1750DHP2 はイメージよりもかなり大きい本体。側面は艶消しのブラックで高級感あります。
写真では取り付けていませんが、機器を安定させるためのスタンドが付属していて縦置き・横置きとも可能です。また、本体上部に壁掛け用のネジ穴があり、ネジも付属しています。
この商品はクライアントの仕事場に設置します。事前調整をして現場の作業時間を短縮ということでお預かりしました。
新しさを感じる機能
パッケージの印刷や説明書を確認すると、いろいろと新技術が使われているようです。
- 建物内で移動するスマートフォン等を自動追従して、電波を届ける「ビームフォーミング」機能
- 800MHzの高速デュアルコアCPU搭載。2.4GHz用と5Hz用にそれぞれ補助チップを搭載、2種類の電波を高速処理。
- 従来の11n規格と比べて11.5倍(規格最大値比較)11ac準拠版の高速Wi-Fiルーター
- スマートフォンから無線LANの初期設定ができる「AOSS2」
- スマートフォンから設定変更できる「Wi-Fiリモコン」
パッケージに「11ac 1300」の印字。ギガビットの無線ネットワークですか。「激速Wi-Fi」に圧倒されます。
ゲストポートがあって、来訪者等に専用の通信ポートを開放できるようです。接続はWeb認証でOKとか。時代の流れを反映した製品ですね。
電源を入れて動作を確認
開封後に本体を確認。背面はボタンや端子類が多く見られます。USB3.0と2.0の端子が一つづつ、ハードディスクやプリンタ等の共有ができます。USBイジェクトボタンも付いていて、脱着時に安心できます。
USB端子の横にはUSBランプがあり、接続されたUSB機器の状態がわかるみたいです。
一時預かりなので、仕事場のバッファロールーター (WHR-HP-G300N) と置き換えて設置。それにしてもデザイン、大きさが異なりますね。
WANに接続されているケーブルを差し替えて電源を入れます。
電源投入直後は正面の “BUFFALO” の文字が赤く点灯、準備が完了すると白く点灯します。
WAN (INTERNET) ポートの先には、auひかりから提供されたルーターがあります。モードの切り替えスイッチはAP側 (ルーター/ブリッジ自動切替)。しばらくすると前面のランプがオレンジ色に点灯し、ブリッジモードで接続されていることがわかります。
切り替えスイッチの下にあるMODEボタンを押すごとに、AUTO(ルーター/ブリッジ自動切替)、ルーターON、ルーターOFFと変更できるようです。ルーターONモードにすると、ランプは青色に変わります。
ルーターとして動作していると初期状態のバッファロー機器はIPアドレス “192.168.11.1” だから、コンピュータからIPアドレスを指定してログイン、管理画面にアクセスします。管理・設定画面はデザインがシンプルですばらしい。とてもわかりやすいです。クライアントのご要望に合わせて設定値を変更しました。
スクリーンショットなくてすみません。
ご家庭内で無線接続の設定をするときは、管理画面を開かなくても大丈夫でしょう。接続のための初期設定値は、ルーター底のカードスロットに収まっているセットアップカードで確認できます。セキュリティを重視するならカードは取り外して保管ですね。
さいごに
機能満載とも思える最新ルーターなのに、設置・設定はとてもシンプル。付属の解説書には番号が振られており、慣れない場合でも順番に確認しながら進めることで使い始めることができるでしょう。訪問設定サービスのチラシも入っていてより安心できます。長いことルーターを販売している会社ならではの手厚さを感じます。
インターネット接続中に、iPhoneで速度を計測してみました。激速の結果?を次回にお知らせしたいと思います。
WZR-1750DHP2はアマゾンでも購入できます。