Photoshopで夏を感じる木漏れ日のイメージを表現する

夏真っ盛りですね。今年の夏は週末になると樹木の伐採など、木漏れ日の下で作業しています。

こちらの写真は真夏の太陽の下で撮影したトチノキ。

木々の写真

照りつける太陽で光は充分ですけれど、木漏れ日のイメージとはほど遠く逆光ぎみの写真。

Photoshopを使って何とかそれっぽくしようとチュートリアルを探してみました。

Adding Sunlight Through Trees – Photoshop Tutorial

なるほど。アルファチャンネルをフィルターで加工して光のイメージを表現するようです。

サイトを参考にしながら作業した写真がこちら。

木漏れ日イメージを追加した完成写真

Photoshop で木漏れ日を表現する

Photoshop はCS5を利用していますが、他のバージョンでも同じように操作できるのではないかと思います。

Photoshopで写真を開きます。[ウィンドウ]-[チャンネル] からチャンネルパネルを表示します。

レッド、グリーン、ブルーの各チャンネルでコントラストが一番高いチャンネルを探します。ブルーチャンネルのようなので、ブルーチャンネルを複製します。(ブルーのコピーができます。)

ブルーチャンネルの複製

[イメージ] – [色調補正] から [レベル補正…] を選び、複製したチャンネルの暗い部分をさらに真っ黒になるようにスライダを調整します。

レベル補正する
レベル補正後の写真

レベル補正の調整が済んだら、[選択範囲] – [選択範囲を読み込む…] から選択範囲を読み込みます。
“ブルーのコピー” チャンネルを Command+クリック(WindowsはCtrl+クリック)してもOKです。

アルファチャンネルを選択した状態

ぼかしフィルターを使い光を表現する

レイヤーパネルに移動して、新しいレイヤーを作成します。

新しいレイヤーの追加

Dキーを押して、前景色を黒、背景色を白にしておきます。

続けて Command + Delete(Windows はControl+Backspace)のキー操作でレイヤー1を背景色(白)で塗りつぶします。

レイヤー1を複製して、レイヤー1のコピーを作ります。

レイヤー1を複製する

レイヤー1のコピーに、[フィルタ] – [ぼかし] から [ぼかし(放射状)…]フィルタを設定します。ぼかしの中心を中央より右上に移動して、量を80としました。

ぼかし(放射状)のフィルターを追加する

木漏れ日のイメージになってきました。

放射状フィルターを追加した状態

さらに、 光彩 (外側) のレイヤー効果を追加してより強いイメージにします。プレビューを見ながら調整しました。

レイヤー効果を追加する
光彩(外側)を追加する

光彩 (外側) を追加した状態。

光彩(外側)を追加した直後の写真

描画モードをソフトライトに変更して、自然な仕上がりに近づけます。

描画モードをソフトライトに変更する

リンク先のチュートリアルでは、更にレイヤーを複製、自由変形コマンドで太陽光線を伸ばして地面の影を表現する操作も紹介されています。写真は地面が写っていないので、中央の幹を少しだけ明るくして完了としました。

木漏れ日イメージを追加した完成写真

幹の途中から光がでているようであり得ない感もありますが、元の写真よりも夏の太陽を感じる写真になったと思います。

今年の夏のイメージとして、ライブラリに追加しておきました。