15日は七五三です。神社に七五三詣りをするご家族のために早朝から準備です。菊の花を並べて、七五三の幟を設置します。
先週の週末も七五三詣での受付をし、多数のご祈祷が行われました。今年の七五三は木曜日。平日ですから、人影もまばらです。受付席にじっと座っているのも苦手で、境内をぶらぶらしてしまいました。
神社境内では冬支度の光景が
松のこも巻き
七五三とは別のグループ(といっても同じ奉賛会ですが)が「松のこも巻き」をしていました。
松を害虫(松毛虫など)から守るために、松の幹にわらの帯を巻きます。立冬に冬支度として行われる行事と、ニュースなどでも取り上げられますね。
「寒さから害虫がわらにつくから、それを来年焼やすんだ。」と長老が教えてくれます。松は傾斜地にあり、太い幹もありますので、作業は大変なようです。
稲わらのすき込み
こも巻きの写真など撮っていると、(暇そうに見えたのでしょう)「稲わらのすき込み」を手伝わされました。
神社に飾る注連縄(しめなわ)を作るための準備で、稲を叩いて余分な皮をとります。「これをしないと綺麗に編めないんだ。」とまたまた長老の教え。
わらの束を木槌で叩きます。10束もすると腕や腰にきます。肌寒い陽気ですが、汗ばんできます。「5年後にはしめなわ作れるようになってね。」とプレッシャーのかかるお言葉もいただきました。
水田があった頃は稲わらはいくらでもありましたが、今では遠くまで調達しにいく団体もあるそうでご苦労が伺えます。
さて、七五三詣では 7組がご祈願にいらっしゃいました。
子どもの成長を祝う気持ちは、どのご家族も同じです。
祖父母やご両親に囲まれて、千歳飴を持って写真撮影をする姿がとても微笑ましく感じた一日となりました。