「王貞治 走り続ける人生」を見て感じた -尊敬するべき人とは-

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野球グラウンド

TBS 2011/12/11 放送
RKB創立60周年記念番組「王貞治 走り続ける人生」を見て

福岡ソフトバンクホークスの監督としてチームを優勝に導き、現在もホークスの会長としてご活躍されている王貞治氏にスポットをあてた番組でした。

私が小学生の頃はスポーツ番組といえばもっぱらプロ野球でした。巨人軍が9連覇を達成していた頃で、王選手・長島選手のON砲に誰もが注目している時代でした。そのような懐かしさもあって放送を楽しみにしていました。

番組によると、現役選手としても監督としても功績を残し、多くの選手から目標とされる王貞治氏は現在71歳。今も、日本のみならず海外でも活動されているようです。共に同じグラウンドでプレーした球界選手のインタビューや福岡市民との語らいの映像から、「ぶれずに信念を貫く」「会えば好きになる」「野球を心から愛している」「ファンとの交流を大切にする」など同氏が野球に対して正面から向き合い、信念を曲げず、それでいて気さくな人物像が伝わってきました。

番組を見終わった後、尊敬するべき人とはどの様な人物像なのかを考えました。

  • 誰にでも自分らしく接することができる。
  • 人の話す事を丁寧に聞けること、そして自分の意見を話すことができること。
  • 順序をつけない。どんな人にも平等に向き合える。
  • 人を努力を労うことができる。労いの言葉を伝えることができる。
  • 人の何倍も努力を重ねていること。努力の結果が明らかなこと。

思いつくまま並べてしまいましたが、「優しさ」と「努力」というキーワードでまとめたいと思います。どんなことでも心を開いて全てを話すことができる人が尊敬するべき人なのだと思いました。

私の人生の出会いにおいてもそのような尊敬する人がいて自分の目標とするべき人ですが、それ以前にその人と出会えた自分の人生をとても嬉しく感じています。イチロー選手はインタビューでこう言ってました。「心の中に王さんがいるだけで満足」と。

共にいられることを感謝できる人との出会いはいつまでも大切にしたいものです。

現役時代に世界記録で球界の歴史に名を残し、第二の人生でもご活躍の王貞治氏。子ども時代にテレビの前で王選手のホームランを心待ちにしていたあの時の気持ちとは違った大きな期待を抱いてしまう番組でした。ずっと、ずっと走り続けて欲しいです。