ファイルメーカーGo 現場から写真報告書を送信する #2 〜A4書類に4×2で画像を配置

工事現場からiPadで写真を送信

ファイルメーカーGo 現場から写真報告書を送信する #1 の続きの記事です。

ファイルメーカーで関連テーブルのオブジェクトフィールドをポータルに配置することで、一つの報告書に何枚でも写真を関連づけることができるようになりました。スクロールしながら写真を追加したり閲覧することができます。

ポータルでスクロールする

現場作業員様によると、報告書は写真が何枚になるかわからないけど、A4用紙を横にして4列 x 2行で写真を配置して、複数ページになっても構わないとのことです。

写真報告書のレイアウトとPDF保存

写真をリストで表示して印刷時の段数を設定すればよさそうです。ラベルレイアウトが簡単でしょう。

[新規レイアウト/レポート]メニューから、プリンタ > ラベル を選び、報告書レイアウトを作成します。

新規レイアウトからラベルを選択

カスタムラベルを選んで、横方向のラベル数を4として縦横7cmの枠を作成します。

ラベルレイアウトの設定

用紙設定がA4横になっていることを確認して、必要なフィールドを配置してレイアウト。ボディを少し高くしたり、複数ページになることを考えて、タイトルヘッダとタイトルフッタも追加しました。

印刷用のレイアウト

新規にレイアウトを作成したので、ラベルレイアウトから始めましたが、既存のリスト表示のレイアウトを段組で印刷するような場合、レイアウト設定から印刷タブを選べば段数が設定できます。

レイアウト設定の画面

PDF保存はスクリプトステップで

ファイルメーカーGo でPDFを作成するには歯車アイコンから印刷設定を開くのが標準的方法。現場で簡単にPDF送信できるように「レコードをPDFとして保存」スクリプトステップを使い、歯車アイコンをタッチしなくてもいいようにします。

ボタンに割り当てたスクリプト

スクリプトでは “ダイアログなしで実行” をチェックしないことで印刷設定の画面を表示することができます。

下図のPDFのボタンにタッチすれば、[表示]、[メールで送信]、[保存]のコマンドが表示されます。

iPadの印刷ダイアログ

自動的に元のレイアウトに戻るようにしたので、慣れればサッと作成して作業完了できるのではと期待。

日常の作業が一つのアプリと一つの道具 (iPad) で済むことから、ご本人も嬉しそうです。現場でもテストしてもらい、気になることがあれば再び修正するということで本日は終了しました。

iPadで使うファイルメーカーGoは無料のアプリ。13になってから12では使えなかった外部キーボードからの入力もスムーズです。ファイル作成にはファイルメーカープロが必要になります。扱いやすいデータベースアプリケーションですから、ビジネスにマッチしたものを早期に導入できるのではないでしょうか。おすすめです。

 
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カテゴリ: ビジネス, 仕事効率化


 

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