Word for Macで便箋風レイアウト#03 -行の区切り線を設定-

便箋和紙に印刷する便箋風レイアウトの作成最終回です。#01ではページの設定、#02ではページ罫線の設定を行いました。

今回は、#01で設定したグリッド線に合わせて、直線を配置して”行の区切り線”としたいと思います。Wordではグリッド線が印刷できないので、この作業をすることにしました。

直線ツールで行の区切り線を配置する

ヘッダーエリアに直線を挿入

(1) [表示] – [印刷レイアウト] を選び印刷レイアウトにしておきます。
(2) [表示] – [ヘッダーとフッター] を選び、ヘッダーフッターを表示します。

ヘッダーにカーソルがあることを確認します。

(3) [挿入] – [図形…] を選びます。(下図1,2)
(4) メディアブラウザーが表示されます。図形が選択されていることを確認します。(下図3)
(5) 線とコネクタを選択します。(下図4)
(6) 直線ツールを選択します。(下図5)
(7) 本文エリアで Shiftキーを押しながら、上から下方向にドラッグして直線を挿入します。(下図6)この時グリッド線にピッタリ合わなくても後で修正できます。

Shiftキーを押していないと、線が傾いてしまうことがあるので注意してください。

ヘッダーパートに直線を挿入する手順

ヘッダーにカーソルがある状態で直線を挿入したので、直線(オブジェクト)はヘッダーに格納されます。

ヘッダーとフッターを閉じると直線は操作できなくなり、誤って消去してしまう心配がありません。また、複数ページの文書になっても、再配置する必要がなくなります。(まだ、ヘッダーとフッターは閉じないでください。)

直線の色と太さを変更する

直線ツールを選択した状態で、書式設定のリボンから図形の書式を変更できます。#02で設定したページ罫線と同じ緑色で太さ1ptとしました。

オブジェクトの書式変更

グリッド線に合わせて直線を配置する

挿入した直線をグリッド線に合わせるには、画面を拡大するとやりやすいと思います。200%に拡大して操作しました。

直線の移動とサイズ変更

線の移動

線を移動させるには、ハンドル(両端の○)以外の場所でドラッグすると良いでしょう。
・Shiftキーを押しながらドラッグすると水平、または垂直に移動できます。
・Commandキーを押しながらドラッグすると微調整できます。

ShiftキーとCommandキーの両方を押しながらでも操作できます。

線の長さの変更

線の長さを変更するには、ハンドル(両端の○)をドラッグします。
・Shiftキーを押していれば、線が傾くことはありません。
・Commandキーを押していれば微調整ができます。

ShiftキーとCommandキーの両方を押しながら操作すると、作業しやすいと思います。

直線のコピー

1本の直線が正しく配置できれば、後はその直線をコピーして他のグリッド線に合わせます。

ShiftキーとCommandキーとControlキーを押しながら、線をドラッグして隣のグリッド線上で離すと、コンテキストメニューからコピーが選べます。

直線のグリッドへの配置

この操作を繰り返して、全てのグリッド線上に直線を配置すれば完成です。

できあがった便箋風のレイアウトに文字を入力して、便箋和紙に印刷してみました。

便箋和紙で印刷した便箋レイアウト

半透明な紙と行書体の文字がいい雰囲気を出しているように感じます。

皆さんも便箋和紙のお手紙を出されてみてはいかがでしょうか。ご覧になった方にコンピュータの腕前が上達したと思われるかもしれませんね。

便箋風レイアウトは、ここからダウンロードできます。よろしければご利用ください。

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便箋和紙はamazonで購入できるようです。よろしければご参考に。