iPhone コンパスアプリで地形図に磁北線を記入してみる

iPhoneのコンパスアプリと登山に使うコンパス

登山に出かけるときは国土地理院発行の2万5000分の1地形図を持参します。

真北と磁北

この地形図は、上が北 (真北) となっていて、コンパスの示す北 (磁北) とは異なります。

地形図上に磁北の方向(磁北線)を記入することで、フィールドで地図とコンパスを効率よく使うことができます。

磁北線の記入は分度器や定規、コンパスを用意しますが、ちょっとお試しとばかりに iPhoneのコンパスアプリで行ってみました。

iPhoneのコンパスアプリで磁北線を記入する

手元にある地形図には「磁針方位は西偏約 7° 0´」とあります。地図の真上(真北)に対して、左(西)に7° 傾けた線を引きます。

iPhoneでコンパスアプリを起動します。起動時は表示に従い、赤いボールを円に沿って回転させます。(磁気の干渉補正)

地形図 右端の縦線に沿ってiPhoneを置いてみると、272° 西と表示さてれます。これはiPhoneが向いている方向。

ここで画面を一度タップしておくことで、iPhoneの向きを変えた時にズレた部分が赤く表示されるのでわかりやすいです。

iPhoneを地形図の真北に合わせる

地形図が動かないようにiPhoneを傾けて、272° -7° =265° が表示されるようにして、iPhoneの側面で線を引きました。

iPhoneの側面で線を引く

コンパスを使って引いた線が左側、iPhoneで引いた線が右側。ほぼ平行でした。

ほぼ同じ傾きの線を引くことができた

この方法はあくまでお試し的なので、実際のルートファインディング等に支障が起きないよう、個々にベストな方法で行ってくださいね。

 

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